タクティクス

タクティクス 2013年3月、総合広告代理店の勤務を経て大阪で創業。ラジオ好き。「仕事は楽しく、美しく」をモットーにマーケティング、アドバタイジングプラン、セールスプロモーションを主としたトータルコミュニケーションサービス。大阪商工会議所会員

15/10/2025

タクティクス の備忘録32
【毎週火曜日7:00更新】

ターゲットオーディエンスを決めれば、伝え方は自然と決まる

「どう言うか」よりも「誰に言うか」。
これは、広告でも広報でも営業でも、全部に通じる話です。

どんなに整った言葉でも、どんなに魅力的なサービスでも、相手に届いていなければ存在しないのと同じ。
だからまず必要なのは、ターゲットオーディエンスを明確にすることです。

「30代女性」では足りない

ターゲットを設定するとき、よく「30代女性」「中小企業の社長」「都心に住む子育て世代」みたいな大枠で済ませてしまいがち。
でも、そういうカテゴリだけでは、届く投稿や企画は作れません。

たとえば「30代女性」でも──

• 子育て中で家事に追われている人もいれば、
• キャリア志向で自己投資にお金をかけている人もいて、
• 仕事より趣味や推し活を大事にしている人もいます。

同じ属性に見えても、価値観も行動パターンも悩みもまるで違う。
だからこそ、ターゲットオーディエンスを決めるときには、「誰に向けて話すのか?」をひとりの顔が思い浮かぶくらいまで落とし込むことが大事になります。

完璧なペルソナはいらない。でも人間味は必要

マーケティングでよく言われる“ペルソナ設定”。
完璧じゃなくていいんです。
でも、「なんとなく、こういう人」という生活の輪郭が見えるレベルにはしておきたい。

たとえば──
「朝はコンビニのカフェラテを買って、通勤電車ではYouTubeを流し聴き。仕事はパート。スマホはAndroidで、Instagramは見るけど投稿はしない」
みたいに、“その人の1日”がちょっとでも浮かぶだけで、言葉選びや切り口はガラッと変わります。

刺さらないのは、みんなに届けようとしているから

「この商品は幅広い層にウケます」と言いたくなる気持ち、よく分かります。
でも、誰にでも届くメッセージは、たいてい誰にも響かないんです。

大事なのは、「あ、これ、自分のことや」と思ってもらえる言葉にすること。
そのためには、「誰に向けて話すのか?」を先に決めること。
ターゲットオーディエンスが定まれば、どう言えば伝わるかは自然と見えてきます。

伝えたいことがあるなら、まず「誰に届けるか」を決める。
それだけで、発信の質も、企画の軸も、ぐっと整っていきます。

ターゲットオーディエンス。
たったそれだけの意識が、成果を変える第一歩です。

#ペルソナ設定  #ターゲットオーディエンス  #マーケティング思考  #顧客理解  #誰に届けるか

15/10/2025

タクティクス の備忘録42
【毎週火曜日7:00更新】

ペルソナを描くだけの会社、目の前の一人に動ける会社

お客様を知ることは、商売の基本です。
そのためによく使われる言葉が「ペルソナ設計」と「N=1マーケティング」。
どちらも“お客様を深く理解する”ための考え方ですが、実は全く意味が違います。

まず、ペルソナ設計とは、自社が狙うべき「理想のお客様像」を描く作業です。
年齢や性別、職業、ライフスタイル、価値観まで細かく設定し、
「こういう人に向けて提案していこう」と社内で共通認識を持つためのものです。

ただし、ペルソナは“実際に存在する一人”を特定するわけではありません。
あくまでターゲット層を代表する“架空の人物像”にすぎません。

一方で、N=1マーケティングとは、ペルソナという“枠組み”に当てはめるのではなく、
目の前の「今、この一人」に合わせて提案や対応を最適化する考え方です。
相手の行動データや反応を見ながら、その人が求めている情報や提案内容を“その場で”変えていくのがN=1マーケティングです。

つまり、ペルソナ設計が「誰に売るか」を決めるための“設計図”だとすれば、
N=1マーケティングは「今、目の前にいるお客様が何を求めているか」を察知して動く“実践の動き方”です。

ペルソナを描くだけで売れる時代は終わった

ペルソナをしっかり作ってターゲットを明確にしたつもりでも、
その後の動きが止まっていては成果にはつながりません。

「誰に売るか」はわかっていても、
「今、誰が動いているのか」を見つけ、
その一人に合わせて提案内容を変えていく。
これが現場で求められる動き方です。

SNSでの反応や、ホームページの閲覧履歴、
問い合わせや資料請求の後の行動データなど、
“今、動いているお客様”を見つけ出し、
その一人に合わせてアプローチすることで、営業効率は大きく変わります。

ペルソナはスタート地点。そこからが勝負。

ペルソナ設計は、ターゲットを社内で共有するためには欠かせません。
しかし、それはあくまでスタート地点に過ぎません。

ペルソナを描いたその先で、
「今、動いているのは誰か?」
「その人は何に興味を持っているか?」
「どんな提案をすれば動いてくれるか?」
を見極め、行動に移してこそ、本当の意味でペルソナ設計が活きてくるのです。

目の前の一人に合わせた提案ができる会社こそが、
これからの時代、売上を伸ばせる会社です。

御社は“お客様像を描いただけ”で止まっていませんか?
目の前の一人に動ける会社こそ、売上が伸びる会社です。

#ペルソナ設計    #行動データ  #営業戦略

15/10/2025

タクティクス の備忘録43
【毎週火曜日7:00更新】

「大きな網を投げる」から「高く旗を立てる」マーケティングへ

かつてのマーケティングは、「大きな網を投げる」スタイルが主流でした。
テレビCM、新聞広告、大量の折込チラシ…。
とにかく広く情報をばら撒き、その中から少しでも反応があれば良しとするやり方です。
大きな母数を相手に、確率で勝負する時代でした。

しかし、今は違います。

人々が1日に触れる情報量は桁違いに増え、
「気づいてもらうこと」自体が極めて難しくなりました。
その中で、漠然と大きな網を投げても、埋もれてしまうだけです。

だからこそ、これからの時代に必要なのは
「高く旗を立てる」マーケティングです。

「旗を立てる」とは何か?

旗とは、企業の理念・想い・ビジョンを象徴するものです。
「私たちは、こういう考え方で事業をしています」
「この価値観に共感してくれる方に届けたい」
そんな明確なメッセージを掲げ、
“誰でもいいから”ではなく“この指止まれ”と呼びかけるスタイルです。

旗が高ければ、遠くにいる人にも見つけてもらえます。
旗が低ければ、誰の目にも止まりません。
ただ広く網を投げる時代は終わり、
自らの旗を高く掲げて、共感してくれる人に探してもらう時代になったのです。

なぜ「旗を立てる会社」が選ばれるのか?

例えば、地域密着型の工務店が
「大手にはできない、顔が見える家づくり」を旗に掲げたとします。
また、ある町工場が
「海外製品に負けない国内品質」を誇りとして発信したとします。

どちらも、大企業のように大規模な広告を打っているわけではありません。
ですが、その価値観に共感したお客様が、
自ら探しに来てくれる仕組みを作っているのです。

「あなたの会社は、何を大切にしているのか」
「その想いは、誰に向けて伝えるべきなのか」

旗が立っていなければ、存在に気づいてもらうことすらできません。

旗を立てるために必要なこと

旗を立てるには、まず
「何を伝えたいのか」 を明確にしなければいけません。

・自社が大切にしている価値観
・誰に届けたいのか
・他社とどこが違うのか

これを突き詰めて考えることが第一歩です。

そして、その旗を「どの媒体で掲げるか」が次のステップです。

・ラジオCMで“想い”を語る
・SNSでストーリーを発信する
・駅広告でビジュアルに訴える

媒体は手段に過ぎません。
旗が立っていなければ、どんな媒体を使っても意味がないのです。

「撒く」時代から「掲げる」時代へ

これからのマーケティングは、
「とりあえず撒いて反応を見る」のではなく、
「しっかり旗を掲げて、それに共感してくれる人を引き寄せる」考え方が重要です。

広く網を投げるより、
旗を立て、その旗を高く掲げる方が
効率的で、反応も良くなる時代です。

自社の旗は立っていますか?
その旗は、誰に向かって掲げていますか?

今こそ、旗を立て直すタイミングかもしれません。

#マーケティング戦略  #中小企業ブランディング #旗を立てる  #広告の考え方 #選ばれる企業づくり

15/10/2025

タクティクス の備忘録35
【毎週火曜日7:00更新】

コピーライターの発想は、AIにはない。

──マーケティングに必要な“言葉の温度”とは

AIがつくったコピーを見て、こう思ったことはないだろうか。

「上手いけど、なんか響かない」
「言ってることは正しいけど、引っかかりがない」
「まとまってるけど、読み流してしまう」

これは決してAIが劣っているという話ではない。
むしろAIの精度は日々進化し、文法的にも論理的にも破綻がない。
いわば「正しい言葉」を選ぶ力には長けている。

でも、マーケティングで本当に必要なのは、
「正しい言葉」ではなく「伝わる言葉」だ。

マーケティングにおけるコピーは「戦術」ではない

広告や販促の場面でコピーが果たす役割は、単なるメッセージではない。
それは、商品やサービスを「選ばれる理由」にまで引き上げる“設計”そのもの。

たとえば──
誰に向けて発信するのか?
その人は何に困っていて、何を求めているのか?
このコピーを読んで、何を思い、どんな行動に繋がるのか?

こうした設計を、論理だけでなく“肌感覚”でつなぎ、言葉に落とし込む。
それがコピーライターの仕事であり、その発想はAIにはまだ難しい。

コピーライターは、行間を読むプロ

AIは文章を「組み立てる」が、コピーライターは言葉を「削ぎ落とす」。
AIはトレンドを「分析する」が、コピーライターはトレンドの「兆しを感じる」。

この違いが生まれるのは、「行間を読む力」があるかどうか。

マーケティングとは、「空気を読む技術」でもある。
市場の空気、生活者の気分、時代のムード──
そうした曖昧で、数値化できない“文脈”を読み解く力が、
コピーの“トーン”や“言葉選び”に表れる。

AIは「生成」する。コピーライターは「選び抜く」

AIが出すコピー案を見て、「なるほど、そうきたか」と思うことはある。
でも、そこから“本当に使える言葉”を選び抜き、
現場にフィットさせ、温度と流れを持たせるのは、やはり人間の仕事だ。

たとえば同じ「無料」という言葉でも、
「今だけ無料」「先着順で無料」「まずは無料」──
選ぶ言葉次第で、与える印象も、引き出す行動もまったく変わる。

この「微差」を使い分ける感覚は、現場で磨かれていく。
ターゲットとの距離感を測り、競合との差別化を意識し、
“商品ではなく、体験を売る”言葉を探し続ける。
それが、コピーライターの発想や。

だから、AIに置き換えられない仕事がある

AIと人間、どちらが優れているかという話ではない。
むしろ、AIの力を借りながら、人間にしかできない感覚的判断に集中する。
そんな役割分担が、これからの時代に求められているのだと思う。

「コピーライターの発想は、AIにはない」
それは、言葉を扱う人間へのエールでもある。

伝わる言葉には、温度がある。
その温度は、行間を読み、空気を感じ、相手を想像する力からしか生まれない。

#コピーライターの発想  #言葉で人を動かす  #マーケティングとコピー  #伝えるより伝わる  #温度ある言葉  #共感の設計

15/10/2025

タクティクス の備忘録39
【毎週火曜日7:00更新】

「AIDMA・AISAS・DECAX——売れる仕組みはこの3つでつくる」

「AIDMAはもう古い。」
そう語るマーケティング担当者がいるかもしれません。

でも、私はこう考えます。
「売れるビジネスの流れは、時代が変わっても“順序”がある。」
AIDMA・AISAS・DECAX、この3つのフレームは、今でもビジネスの現場でしっかりと使えます。

◆ AIDMA:ビジネスの「認知と記憶」づくり

AIDMAは、
• Attention(注意)
• Interest(関心)
• Desire(欲求)
• Memory(記憶)
• Action(行動)

お客様が“知らない”から“行動する”までの心の動きを設計する考え方です。
BtoCでもBtoBでも、「まず気づいてもらう」ことから全ては始まります。

どんなビジネスでも最初に必要なのは“認知”。
広告はもちろん、営業・広報・SNS投稿、全ての活動でAIDMAの流れは意識されるべきです。

◆ AISAS:「調べる行動」が前提の時代

インターネットが当たり前になり、消費者もビジネスパーソンも「興味を持ったらまず調べる」時代です。

AISASは、
• Attention(注意)
• Interest(関心)
• Search(検索)
• Action(行動)
• Share(共有)

という流れで、お客様が「検索行動」を取ることを前提に設計します。
広告だけじゃなく、営業トークやプレゼン資料でも、「検索される前提」で情報設計をすることが今は重要です。

◆ DECAX:「共感されるビジネス」は選ばれる

最後に、DECAXは、
• Discover(発見)
• Engage(関与)
• Check(確認)
• Action(行動)
• eXperience(体験・共有)

という“共感・体験型”の行動モデル。
ブログ、SNS、イベント、コミュニティ活動など、ユーザー自身が“能動的に動きたくなる仕掛け”が必要です。

どんなビジネスでも「関わりたくなる」「共感したくなる」設計がファンづくりに繋がります。

◆ 「3つの法則」を掛け算で考える

AIDMAが古いのではありません。
AIDMAは「認知と記憶」、AISASは「行動への導線」、DECAXは「ファン化・拡散」。
この3つは、ビジネスのあらゆる場面で使い分けるべき“設計図”なのです。
• 商品を知ってもらう時 → AIDMA
• 興味を持った人に調べてもらう時 → AISAS
• ファンになって広めてもらう時 → DECAX

「広告」だけじゃない、「営業」「広報」「商品企画」「店舗運営」…
全てのビジネス活動にこの考え方は使えます。

時代が変わっても、人の行動の流れは変わりません。
3つの法則を掛け算することで、売れる仕組みが生まれるのです。

#マーケティング戦略 #売れる仕組み #ビジネス設計 #フレームワーク活用 #広告だけじゃないマーケ思考 #認知からファン化まで

15/10/2025

タクティクス の備忘録40
【毎週火曜日7:00更新】

ターゲティングとペルソナ設計

売上を伸ばすためには、「誰に売るか」を明確にする必要があります。
この時に出てくる言葉が 「ターゲティング」 と 「ペルソナ設計」 です。
どちらも似たような意味で使われがちですが、実は全く別物で

◇ターゲティングとは

ターゲティングは、
「年齢」「性別」「地域」「職業」などの属性データをもとに、
“どの層に向けて売るかを絞り込む”作業です。

たとえば、
・30代の働く女性
・大阪府内の中小製造業
・小学生の子どもがいる家庭
こういった属性で区切るのがターゲティングです。

ターゲティングを行うことで、大まかに「どこにお客様がいそうか」がわかります。

◇ペルソナ設計とは

一方、ペルソナ設計は「そのターゲット層の中で、具体的にどういう行動をしている人か」を描く作業です。
ポイントは、“実際の行動データ”をもとに仮説を立てること。

たとえば、
・SNSで商品の口コミを調べている
・会社のホームページをじっくり見ている
・問い合わせフォームに来る前に資料請求をしている
といったように、“やっていること”を細かく観察して、お客様像を具体化するのがペルソナ設計です。

◇ターゲティングだけでは売れない理由

ターゲティングで絞っただけでは、相手が本当に興味を持っているかは分かりません。
「30代女性がターゲット」だとしても、
・自分から調べて動いている人
・広告を見ても反応しない人
この違いを見極めないと、アプローチは無駄打ちになってしまいます。

◇ペルソナ設計で売れる理由

ペルソナ設計は、行動データをもとに「今、動いているお客様像」を描きます。
行動が見えれば、「どんな提案なら動くか」も見えてきます。
だからこそ、ターゲティングだけで終わらせず、ペルソナまで落とし込むことが必要です。

ペルソナを描くとどうなるか
1. 売る相手が明確になる
2. 刺さる提案ができる
3. 無駄な営業や広告が減る
4. チームでお客様像を共有できる

つまり、ペルソナ設計は売上アップと効率的な営業活動、
両方を実現するための「現場で使える設計図」なのです。

御社は“ターゲットを絞ったつもり”で止まっていませんか?
行動データからペルソナを描くことで、売れる相手がもっとはっきり見えてきます。

#ペルソナ設計  #マーケティング  #行動データ  #購買データ  #やっていること

15/10/2025

タクティクス の備忘録33
【毎週火曜日7:00更新】

ABテストは、迷いの出口になる

広告のコピー、Webページのデザイン、ランディングページの構成――
「どっちがいいか分からない」という場面は、日々の仕事で何度も訪れる。
そんなとき、僕たちは“勘”で決めがちだ。過去の成功体験や、なんとなくの感覚で。

でも、AとBをきちんと比べて、数字で答えを出す方法がある。
それが「ABテスト」だ。

感覚に頼らない意思決定

たとえば、Web広告のバナー画像を2パターン用意して、それぞれのクリック率を比べる。
あるいは、ECサイトの商品ページで「送料無料」の文言を目立たせた場合と、そうでない場合のコンバージョン率を比較する。
こうした小さな違いをテストし、実際にどちらが成果を出したのかを見極めるのがABテスト。

「こっちの方が良さそう」で進めた結果、成果が出なかった――
そんな苦い経験を、ABテストは回避させてくれる。

完璧じゃなくていい。「より良い」を積み重ねる

ABテストの目的は、「完璧な正解」を見つけることではない。
あくまで「今よりも、より良い結果を出せる選択肢」を見つけるための手段だ。

だから、最初から全体を変える必要はない。
ボタンの色を変えてみる、キャッチコピーを少し変えてみる。
その“小さな差”が、思いのほか大きな成果の違いにつながることもある。

勘を否定しない。だけど、検証する

もちろん、勘や経験則が悪いわけじゃない。
むしろ、それがなければABテストの「仮説」は生まれない。
大事なのは、その仮説を“検証する姿勢”を持つこと。

ABテストは、自分の感覚を証明するための舞台でもある。
「やっぱり、あの案で正しかったんだ」と自信を持って進めるためにも、使うべきだ。

テストできる=改善できる

ABテストを繰り返せるということは、改善の余地があるということ。
改善できるということは、まだ伸びしろがあるということ。

「結果を出す仕組み」は、こうした小さな積み重ねから生まれる。
思い込みを数字で打ち破る。自信を裏付けで育てていく。
そのプロセスの中にこそ、マーケティングの面白さがある。

  #マーケティングの基本  #迷ったら試す  #感覚と検証のバランス

15/10/2025

タクティクス の備忘録30
【毎週火曜日7:00更新】

勘所と肝所──営業も商売も、最後に問われるのはこのふたつだ

営業にも、商売にも、“勘所”と“肝所”がある。
どちらか一つでは足りない。
両方を掴んでこそ、成果が出る。

「勘所」とは、空気を読む力。
声のトーン、視線の動き、沈黙の長さから、相手の“今”を感じ取る感覚だ。

一方で、「肝所」は、腹を決める力。
ここで一歩踏み出すか、やめておくか。
リスクを取るか、守りに入るか。
最終判断を下す“胆力”のことだ。

商談で空気は読めても、決断を先送りしてしまえばチャンスは逃げる。
逆に、勢いよく踏み込んでも、タイミングを外せば信用を失う。

だからこそ、
読むのが「勘所」、決めるのが「肝所」なのだ。

たとえば、
・今、このタイミングで値引き提案をすべきか?
・今日のこのお客様には、一歩踏み込むべきか?
・この商売、続けるべきか、潮時か?

こういった場面では、勘も肝も試される。
現場に立っていると、何度も直感と腹のぶつかり合いが起こる。
でも、その判断を重ねた人だけが、次の一手を“迷いなく”打てるようになる。

勘所は経験の集積、肝所は覚悟の蓄積。
この二つが備わっている人は、どんな状況でも動じない。
そして、結果を出し続ける。

営業も、商売も、マニュアルには書けない部分が面白い。
その中でもっとも人間らしく、もっとも差が出るのが、
「勘所」と「肝所」だ。

どちらかだけでは届かない。
だからこそ、両方を磨く価値がある。

#勘所と肝所  #営業力  #商売の本質  #空気を読む  #腹を決める

15/10/2025

タクティクス の備忘録31
【毎週火曜日7:00更新】

「いいモノ」だけでは伝わらない時代に──クリエイティブコンテンツの重要性

かつては、「いい商品さえ作れば売れる」時代がありました。
品質の良さ、価格の安さ、性能の高さ。
これらが消費者の心をつかんでいたのです。

でも、今は違います。

SNS、動画、ポッドキャスト、ウェブ記事、インフルエンサー…あらゆる情報が氾濫する中で、「いいモノ」も「伝わらなければ、ないのと同じ」になってしまいました。

そこで鍵になるのが、クリエイティブコンテンツです。

たとえば──

・スペックを並べただけのチラシより、使っている様子を描いたストーリーの方が心に残る。
・商品説明より、「なぜこの商品をつくったか」の背景を語ったほうが共感される。
・価格訴求より、「これがあれば、あなたの生活はどう変わるか」を見せた方が動機になる。

これは単なる“おしゃれな広告”の話ではありません。
「伝わる言葉」「伝わる形」で届けることが、企業の命運を左右する時代なのです。

BtoBであっても、医療であっても、町工場であっても同じこと。
“無名”だった企業が動画1本で注目される。
“地味”だった商品がマンガ化でバズる。
そんなことが、今この瞬間も日本中で起きています。

だからこそ、クリエイティブを軽んじてはいけません。
「うちは中小企業だから」「広告費はかけられないから」と言って、伝える工夫をあきらめるのは、もったいない。

逆にいえば、限られた予算でも「伝え方のチカラ」で、勝負ができる時代とも言えるのです。

伝えたいことがあるなら、形にしよう。

そして、“伝わる形”にしよう。

#中小企業マーケティング  #伝える力  #クリエイティブの力  #伝わる形  #コンテンツマーケティング  #クリエイティブが肝

15/10/2025

タクティクス の備忘録37
【毎週火曜日7:00更新】

そもそもPDCAって何?

PDCAとは、業務や行動を継続的に改善するためのフレームワークです。
• P:Plan(計画)
• D:Do(実行)
• C:Check(振り返り・確認)
• A:Act(改善・調整)

この4つを繰り返していくことで、仕事のやり方や成果を少しずつ良くしていける仕組みです。
ビジネスの現場だけでなく、日常生活や学習にも応用できます。

やっている“つもり”になっていないか?
• プレゼンがうまくいかなかった。でもその理由を深く考えず、次の業務に移る。
• 企画が通ったけれど、なぜ評価されたのか振り返っていない。
• 目の前のタスクをこなすことで精一杯。終わったらすぐ次へ。

このような状態では、PDCAは「P→D」で止まっています。
つまり、やりっぱなしで終わっている状態です

動いているのに進んでいない──その違和感の正体

仕事をしている。確かに忙しい。
でも、同じようなミスを繰り返したり、成果が再現できなかったり。
それは、Check(確認)とAct(改善)が抜けているサインです。

行動を振り返らなければ、良かった点も悪かった点も曖昧なまま。
改善がなければ、仕事の質もスピードも変わっていきません。

まずは「振り返る」だけでもいい

PDCAというと、完璧に回すことを意識してしまいがちですが、
最初から全部きれいにやる必要はありません。

まずは「C:Check(確認)」だけでも始めてみましょう。
• どこが良かったか
• どこが手間取ったか
• 相手の反応はどうだったか

この振り返りがあるだけで、「次はこうしてみよう」が見えてきます。

成長している人は、「振り返りと改善」が習慣になっている

成果を出している人は、
いつも試して、確かめて、少しずつ調整しています。

一度で正解を出しているのではなく、回し続けているから、成長しているのです。

「やりっぱなし」から抜け出すことで、仕事は変わる

PDCAは、ビジネス用語ではありますが、
本質はとてもシンプルです。
• 振り返る
• 気づく
• 少しだけ変えてみる

この繰り返しが、確実に積み重なっていきます。

「ちゃんとやったはずなのに、なぜ成果が出ないのか」
その答えは、PDCAが回っていないからかもしれません。

今日からできる、小さな一歩
• 仕事の終わりに「今日の良かった点・反省点」を一行だけ書く
• 週に1回だけ、行動を見直す時間をつくる
• 成功したときも「なぜうまくいったか」を考える習慣を持つ

回すことが目的ではなく、より良くしていくことが目的です。

#仕事の改善  #やりっぱなしからの脱却  #振り返る  #気付く  #少しだけ変えてみる  #振り返りの習慣 

住所

大阪市中央区南船場3-11-10, 心斎橋大陽ビルB1F
Osaka, Osaka

営業時間

月曜日 09:00 - 17:30
火曜日 09:00 - 17:30
水曜日 09:00 - 17:30
木曜日 09:00 - 17:30
金曜日 09:00 - 17:30

アラート

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