ACP Japan Chapter

  • Home
  • ACP Japan Chapter

ACP Japan Chapter ACP Japan Chapter, Public Relations Committee page of the Japan Chapter of the American College of Physicians.

The opinions expressed by this blog do not reflect official policy of the American College of Physicians and reflect the opinion of the author. ACP(米国内科学会)日本支部の活動についてのFacebookページです。
なお、このFacebookページの内容はACPの公式見解によるものではないことをご了承ください。


ACP日本支部では下記のような投稿に対しては削除、ブロックを行う場合がありますので、ご了承下さい。

・公序良俗または法令に反する、またはその恐れのある内容。
・なりすまし、虚偽の内容詐称、またはミスリーディングになるもの
・建設的な議論を妨害する内容
・第三者を差別、誹謗中傷する内容、あるいはプライバシー、人権等を侵害する

内容
・スパム行為
・ACP日本支部または第三者の著作権、肖像権その他知的財産権を侵害する行為
・宣伝等の商業的行為を含む内容
・犯罪的行為に結びつき、またはその恐れのある内容
・猥褻表現等を含む不適切な内容
・ACPおよびACP日本支部の名誉・信用を傷つける内容
・本ページ運営に当たり、ACP日本支部が不適切と判断した行為または内容

ACP Janan reserves the right to remove the following content:

・Postings of content that is unlawful, fraudulent, harmful, threatening, abusive, harassing, defamatory, vulgar, obscene, hateful, or racially, ethnically, or otherwise objectionable, as determined by ACP Japan.
・Postings that impersonate any person or entity, including but not limited to a leader, staff member, or member of ACP Japan.
・Post or link to any advertising, promotional materials, or other forms of commercial solicitation.
・Posting of false or misleading information.

Dr. Steinファン、集まれ!!恒例になった、DR. GERALD STEINの臨床推論カンファレンス(オンライン)の案内です!!!5月10日(日)9時-11時DR. GERALD STEINの臨床推論カンファレンス(オンライン)開催し...
13/04/2026

Dr. Steinファン、集まれ!!
恒例になった、DR. GERALD STEINの臨床推論カンファレンス(オンライン)の案内です!!!

5月10日(日)9時-11時

DR. GERALD STEINの臨床推論カンファレンス(オンライン)開催します。
臨床推論を勉強したい方、英語の勉強をされたい方、米国流の医学教育に触れてみたい方、Dr. Steinの大ファンの方、どちら様も大歓迎です。
貴重な機会ですので奮ってのご参加お待ちしております!

【詳しくはコメント欄リンクから】

第1回 広島FACPワイン会日時:令和8年4月5日(日)場所:アンデルセン本通り本店 ワインカウンターバー参加者:寺川宏樹 FACP(県立二葉の里病院)、中村浩士 FACP(岩国市立錦中央医院)広島市内では平和公園をはじめ各所で桜が満開とな...
12/04/2026

第1回 広島FACPワイン会
日時:令和8年4月5日(日)
場所:アンデルセン本通り本店 ワインカウンターバー
参加者:寺川宏樹 FACP(県立二葉の里病院)、中村浩士 FACP(岩国市立錦中央医院)

広島市内では平和公園をはじめ各所で桜が満開となり、街が春の光に包まれる中、記念すべき第1回広島FACPワイン会を開催いたしました。当日は広島カープやサンフレッチェの試合、さらにグリーンアリーナでの King Gnu のコンサートも重なり、本通りは多くの人で賑わいを見せていました。
本会は、FACPとしての専門性を共有しつつ、互いの臨床経験や地域医療への思いを語り合う“学びと交流の場”として企画したものです。ワインを介して肩の力を抜きながら語り合うことで、日々の診療では見えにくい視点や、地域医療をより良くするための新たな気づきが生まれることを期待しています。
今後も定期的に開催し、中国・四国地方のFACP同士がゆるやかにつながり、地域医療の質向上に寄与する場として育てていきたいと考えております。お近くにお越しの際は、ぜひお気軽にご参加ください。次回は夏の開催を予定しております。

PRC委員の本村です。毎週、ACP会員に配信されているLatest From I.M. Matters2026年3月31日号 より記事を紹介します。Long COVIDの倦怠感に対する投薬についての記事です。SARS-CoV-2感染後遺症(...
06/04/2026

PRC委員の本村です。
毎週、ACP会員に配信されているLatest From I.M. Matters
2026年3月31日号 より記事を紹介します。Long COVIDの倦怠感に対する投薬についての記事です。

SARS-CoV-2感染後遺症(postacute sequelae of SARS-CoV-2: long COVID)患者において、フルボキサミンは倦怠感を軽減しQOLを改善する可能性が、最近の臨床試験で示されました。

ブラジルの研究グループは、COVID-19確定感染後90日以上持続する倦怠感を有する外来患者を対象に、以下の3群へ無作為割り付けしました。
• フルボキサミン 100 mg 1日2回
• メトホルミン 750 mg 1日2回
• プラセボ
投与期間は60日間でした。
主要評価項目はFatigue Severity Scale(FSS)スコアの変化で、副次評価項目として90日時点のFSS変化とQOL、安全性(有害事象・重篤有害事象)が評価されました。結果は2026年3月31日に Annals of Internal Medicine に掲載されています。 (リンクはこちらhttps://www.acpjournals.org/doi/10.7326/ANNALS-25-03959?url_ver=Z39.88-2003&rfr_id=ori:rid:crossref.org&rfr_dat=cr_pub%20%200pubmed)

2023年10月18日から2025年2月10日までに、399例が登録されました。
フルボキサミン群:150例
メトホルミン群:111例
プラセボ群:138例
年齢中央値は44歳(18〜85歳)でした。
60日時点でフルボキサミン群はプラセボ群と比べ有意な倦怠感の改善を認め、平均差は −0.43(95% CrI −0.80〜−0.07) でした。
この効果は90日でも持続し、平均差は −0.58(95% CrI −0.98〜−0.16) でした。
また、QOLスコアもフルボキサミン群で良好でした。
一方で、メトホルミン群では倦怠感・QOLとも有意な改善は認めませんでした。
有害事象は
フルボキサミン群:20.0%
メトホルミン群:28.8%
プラセボ群:29.7%
で、フルボキサミン群が最も少ない結果でした。
安全性評価委員会は、メトホルミン群を2024年9月に無益性のため中止、フルボキサミン群を2025年2月に有効性優越のため早期終了を勧告しました。

著者らは限界として、
追跡期間が短い
long COVID症状のうち倦怠感のみを評価
抑うつ・不安、PEM、自律神経症状など未評価
を挙げています。

著者らは、フルボキサミンがlong COVID患者の倦怠感を軽減し、QOLを改善する可能性を支持する結果であり、より広いフェノタイプに基づく治療枠組みでさらなる検討につながるべきだと結論づけています。
また、さらに今後の試験では、
ベースラインおよび追跡時の抑うつ・不安の標準化評価
炎症バイオマーカー
代謝バイオマーカー
を組み込み、作用機序の解明と有効性が高いサブグループの同定が必要とも述べています。
原文:https://www.acpjournals.org/doi/10.7326/acpi-20260331-fluvoxamine-may-help-decrease-fatigue-in-patients
■PRC委員コメント
(本村)Long COVIDに対する投薬に関しては、メトホルミンが期待されていたこともありましたが、今回の研究では否定的な結果でした。今後の発展に期待ですね。

※本投稿に使用している画像は、本文内容をもとに生成AIで作成したイメージです。

26/03/2026

PRC委員の尾下です。
毎週、ACP会員に配信されているLatest From I.M. Matters
2026年3月10日号 より記事を紹介します。

MKSAPクイズ:刺傷後の発熱と圧痛

22歳の男性が、発熱と右腕の圧痛を主訴として救急外来を受診した。5日前にその腕を刺され、3日前から痛みと腫れがあるという。既往歴に特筆すべき点はなく、服用中の薬剤もない。破傷風ワクチンの追加接種は3年前に行われている。
身体診察では、体温38.6℃(101.5°F)、血圧105/65 mmHg、脈拍105回/分、呼吸数16回/分であった。右上腕二頭筋部に刺し傷が認められ、その周囲に蜂窩織炎を伴っていた。創部を洗浄し診察したところ、骨、腱、関節への波及はなく、表在性の皮膚および軟部組織の損傷のみが確認された。右上肢に化膿、壊死、Crepitus(訳注:関節を動かした際に生じる、きしみ、ひび割れ、ゴリゴリ、ポキポキという音や感覚のこと。関節部の炎症や骨折の存在を示唆する)、または神経血管障害の所見は認められない。

検査所見:
白血球数 13,000/µL(13 × 10⁹/L)、好中球85%、リンパ球15%(高値)
右上腕二頭筋部の単純X線写真では、気泡や異物の存在は認められない。

以下のうち、最も適切な治療法はどれか?
A. セファゾリンの静脈内投与
B. ピペラシリン・タゾバクタムの静脈内投与
C. バンコマイシンの静脈内投与
D. セファレキシンの経口投与
E. ドキシサイクリンの経口投与

ACP日本支部年次総会・講演会2026早期参加登録(〜4/30)本日より開始です!!コメント欄のリンクから魅力的な企画満載となっております!また本会では、人気講師による身体診察ハンズオンやエコーハンズオンなどのワークショップも企画しておりま...
13/03/2026

ACP日本支部年次総会・講演会2026

早期参加登録(〜4/30)

本日より開始です!!
コメント欄のリンクから

魅力的な企画満載となっております!また本会では、人気講師による身体診察ハンズオンやエコーハンズオンなどのワークショップも企画しております。
これらのハンズオン企画は人数制限がありお申し込み先着順(無料)となりますので、ぜひお誘い合わせの上、お早めにお申し込みください。

PRC委員の本村です。毎週、ACP会員に配信されているLatest From I.M. Matters2026年2月25日号 より記事を紹介します。脳卒中の二次予防についての記事です。脳卒中後のモニタリングと薬物治療一般内科医が予後改善と再...
12/03/2026

PRC委員の本村です。
毎週、ACP会員に配信されているLatest From I.M. Matters
2026年2月25日号 より記事を紹介します。
脳卒中の二次予防についての記事です。

脳卒中後のモニタリングと薬物治療

一般内科医が予後改善と再発予防のためにできること By: Stacey Butterfield

脳卒中を発症した患者では、初期の治療は主に専門医の領域となる。しかし、その後の段階では、一般内科医が予後を改善し再発を防ぐためにできることが多くある。

カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)の神経内科教授兼主任である S. Andrew Josephson 医師は、2025年10月に開催された UCSF「Management of the Hospitalized Patient」カンファレンスで、これらの重要なポイントを解説した。

Josephson 医師が最初に挙げた助言は、従来行われてきた「脳卒中のルーチン検査」、すなわち ビタミンB12、TSH、RPR、赤沈といった検査は「ばかげている」というものだった。(訳者注:日本のガイドライン上でこれらについての言及はみつけられませんでした。)

「もしB12欠乏による脳卒中患者を見つけたら、私が直接その患者を診に行きますよ」と、彼は聴衆に語った。

一方で、心房細動のモニタリングは決してばかげたものではない。
「これは本当に重要です」と Josephson 医師は述べた。

脳卒中の原因が不明のまま退院する患者では、少なくとも30日間の連続心電図モニタリングを行うべきであるという。

例えば Zio パッチのような心電図パッチ(訳者注:前胸部に貼付するパッチ型の心電図モニター。日本でも使用可能。) を使用する場合、通常14日間しか持たないため 2枚必要になる。あるいはより長期間モニタリングできる機器を選択するのもよいと彼は述べた。

それでも心房細動が検出されず、塞栓性を疑う脳卒中の原因が不明のままであれば、さらに長期間のモニタリングも検討すべきである。
Josephson 医師は、30日モニタリングと植込み型ループレコーダー(1年間モニタリング)を比較した試験を紹介した。

この研究(JAMA 2021)では、1年間のモニタリングで 12% に心房細動が検出されたのに対し、通常の短期モニタリングでは 1.8% にとどまった。さらに3年後の追跡研究(JAMA Neurology 2023)では、長期モニタリング群の 21.7% に心房細動が確認された。

「これらの患者では、毎年モニタリングを続けることで利益がある」と Josephson 医師は述べた。

ここで疑問が生じるかもしれない。
「原因不明の脳卒中なら、最初から DOAC を投与すればよいのではないか?」

しかし最近の試験では それは支持されていない。
2023年 NEJM と 2024年 JAMA に掲載された研究では、心房細動が診断されていないが心原性塞栓が疑われる患者において、アピキサバンはアスピリンより優れていなかった。

「つまり、心房細動を証明することが非常に重要です。証明できない場合、抗凝固薬を使うべきではありません」と Josephson 医師は述べた。

一方、心房細動が確認された場合は抗凝固療法を開始する。しかも これまで考えられていたより早期に開始してよい。

OPTIMAS 試験および ELAN 試験(Lancet、NEJM)によれば、開始を待ちすぎている可能性があるという。

軽症または中等症の脳卒中では 48時間以内に DOAC を開始してよい。
重症例では 5〜6日待つ。

抗凝固療法は 心房粗動が確認された場合にも適応となる。

「しかしそれ以外の多くの脳卒中患者では、抗凝固療法は不要です」と Josephson 医師は述べた。

次に議論となりやすいのが 卵円孔開存(PFO)である。
「覚えておいてください。私たちの4人に1人はPFOを持っています」

つまり脳卒中患者の少なくとも4分の1にはPFOが存在するが、PFOがあるだけでは再発リスクは増加しない。

しかし、若年者や大きなシャントを持つ患者では、PFO閉鎖が有益であることが示されている。
これは **RESPECT、CLOSE、REDUCE試験(NEJM 2017)**で示された。

「どの患者で閉鎖を行うかは、循環器科と相談するのがよいでしょう。これは一部の患者にとって非常に重要な進歩です」と Josephson 医師は述べた。

抗血小板薬については、基本に立ち返るべきだという。
すなわち アスピリンである。

アスピリンは 50 mgから1.5 gまで試験されているが効果に差はない。
「低容量81mgアスピリンでも普通のアスピリンでも構いません。とにかく何らかの用量のアスピリンを使えばよい」と彼は述べた。(訳者注:日本のガイドライン上ではアスピリンの推奨量は75-150mgとなっている)

主な代替薬は クロピドグレルだが、これは 併用ではなく代替である。

「クロピドグレル+アスピリンの長期併用は意味がありません。単剤より良くならず、出血が増えます」と Josephson 医師は述べた。

脳卒中前に抗血小板薬を服用していなかった患者には 81mgアスピリンを開始する。
すでにアスピリンを服用していた場合は クロピドグレルまたはAggrenox(訳者注:アスピリン25mgと徐放性ジピリダモール200mg合剤)へ変更するという。(訳者注:日本のガイドラインではアスピリン/ジピリダモール併用は勧められない、となっている。)

「もしすでにクロピドグレルやAggrenoxを飲んでいたら?正直どうするのが正しいのかよくわかりません。私はだいたいもう一方に変更します」と Josephson 医師は述べた。

また彼の施設では クロピドグレル耐性を調べる薬理遺伝学検査も標準的に行っているという。

二剤抗血小板療法(DAPT)は、特定の患者に対して 短期間のみ推奨される。

軽度脳卒中またはTIA患者を対象に
クロピドグレル+アスピリン vs アスピリン単独
を比較した研究(NEJM 2018)では、前者の方が良好な転帰を示した。

この研究の名称 POINT は、彼の施設では動詞として使われているという。
「この患者は“POINTしよう”と研修医とよく言っています」

ただし併用は 21日間のみで、その後は 単剤治療に戻す。(訳者注:日本のガイドラインでは1ヶ月以内を目安、としている)

クロピドグレルが遺伝学的に無効な患者では チカグレロルが代替となる。(訳者注:日本においてはチカグレロル脳梗塞の適応は通っておらず、むしろ脳梗塞または一過性脳虚血発作の既往がある患者については本剤の投与は避けることが望ましい、となっている)

DAPTが推奨される他の状況としては
・新規の頸動脈または冠動脈ステント
・70%以上狭窄の頭蓋内動脈硬化に伴う症候性脳卒中またはTIA
などが挙げられる。

最後に Josephson 医師は TIA後の迅速な対応の重要性を強調した。

「これは私たちにとっての不安定狭心症のようなものです。まだ取り返しがつく段階です」と彼は述べた。

まず ABCD2スコアで脳卒中リスクを評価する。

TIA後の患者では平均してリスクは高く、
1週間以内に脳卒中を発症する確率は約10%である。

しかし
・心エコー
・頸動脈評価
・心房細動の検索
・適切な薬物治療

などを迅速に行えば、TIA後の脳卒中リスクを約85%減少させることができる。

「これは非常に劇的な効果です」と Josephson 医師は述べた。

原文:https://www.acpjournals.org/doi/10.7326/acpi-20260203-monitoring-and-medicating-after-stroke

■PRC委員コメント
(本村)
今回の記事は、日本の保険システムや実情に合わない点もあったため、多数の訳者注をつけさせていただきました。日本における実践には日本のガイドラインなども参考に慎重に行う必要があります。しかし、それでもこの記事を訳したのは、主に次の2点をお伝えしたかったからです。
・塞栓性脳梗塞を疑ったときは繰り返し心房細動を検索する。
・TIAは脳梗塞に移行する可能性が高いため、速やかに評価と予防を行う。
ぜひ、明日の診療の一助にしていただければ嬉しいです。

米国内科学会日本支部広報委員会では”In the Clinic”を米国本部の許可を得て翻訳するプロジェクトを実施しています。”In the Clinic”は臨床現場に必要な知識をご専門の先生が記述する記事で、Annals of Intern...
11/03/2026

米国内科学会日本支部広報委員会では”In the Clinic”を米国本部の許可を得て翻訳するプロジェクトを実施しています。”In the Clinic”は臨床現場に必要な知識をご専門の先生が記述する記事で、Annals of Internal Medicine誌の中でも人気のセクションです。
今回irAEについての記事の翻訳記事がpublishされました。ぜひご覧ください!

コメント欄に佐々木太一先生からのメールを記載します。リンクもそのなかにあります。

PRC委員の本村です。本日は八重樫先生よりエビデンスに基づく予防医療のwebサイトの更新の連絡がありましたので共有します!私も早速日常臨床で使います!みなさん是非ご覧ください!・・・・・・・皆様:平素より大変お世話になっております。米国内科...
06/03/2026

PRC委員の本村です。本日は八重樫先生よりエビデンスに基づく予防医療のwebサイトの更新の連絡がありましたので共有します!
私も早速日常臨床で使います!みなさん是非ご覧ください!

・・・・・・・

皆様:
平素より大変お世話になっております。米国内科学会(ACP)日本支部 予防医学推進タスクフォース委員長の八重樫です。
前回、ACP日本支部の予防医療のページ開設のアナウンスをさせて頂きました。その時点では各論の項目は9項目だったのですが、以下の10項目を本日公開しました。これで、各論19項目を閲覧していただける状態となりました。
https://www.acpjapan.org/preventive-healthcare/
「胃がん」
「前立腺がん」
「乳がん(リスク低減のための薬剤使用)」
「破傷風・ジフテリア・百日咳予防接種」
「高血圧」
「禁煙」
「糖尿病」
「帯状疱疹予防接種」
「食事運動」
「家庭内暴力」
皆様の診療に役立てて頂ければ幸いです。
八重樫 拝

★報告★2月15日に国際交流プログラム委員会主催でスタイン先生の臨床推論ワークショップ、を開催しました。東京ベイ浦安市川医療センターの初期研修医 高橋陸央先生が症例プレゼンテーションを行い、PBL形式で診断推論を行いました。海外大学所属の医...
01/03/2026

★報告★

2月15日に国際交流プログラム委員会主催でスタイン先生の臨床推論ワークショップ、を開催しました。
東京ベイ浦安市川医療センターの初期研修医 高橋陸央先生が症例プレゼンテーションを行い、PBL形式で診断推論を行いました。
海外大学所属の医学生がワークシートをプレゼンし、また別の医学生の先生もファシリテーションのもとワークシートを作成し、鑑別診断と次のプランについてDisucussionしました。
本ワークショップでは、米国スタイルの症例プレゼンテーション、病歴と身体所見の情報からPBL形式での診断推論を学ぶことができます。
次回ワークショップは2026年5月10日を予定しています。ACPのメーリングリスト等でまた告知しますので是非ご参加ください。

20/02/2026

PRC委員の本村です。本日は八重樫先生よりエビデンスに基づく予防医療のwebサイトがオープンしたとのニュースが飛び込んできました。私個人としてもとても楽しみにしていたものです。簡潔にまとまったチェックシートもあるのでさっそく日々の診療で使おうと思います。みなさんも、ぜひ使ってください!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
いつもお世話になっております。米国内科学会(ACP)日本支部の予防医学推進タスクフォース委員会、委員長の八重樫と申します。

ついに、ついに、エビデンスに基づく予防医療のwebサイトがついに公開できました!日本語で学べます!(コメント欄参照ください)

日本ではエビデンスに基づいた予防医療が提供されている患者さんの割合がまだ少なく、システムも教育もまだ不十分であり、外来や病棟で予防医療が提供できる機会を逃しており、改善の余地があります。かかりつけ医・総合診療医・総合内科医を含む医療従事者の皆が予防医療の担い手・推奨する者として重要で、日本でも上記の予防医療を提供することは十分可能です。

米国ではエビデンスに基づいた予防医療項目についてUSPSTFやACIPが推奨を出し、全米で医療従事者が推奨するしくみになっています。米国内科学会(ACP)日本支部の予防医学推進タスクフォース委員会の25名皆で協力し、ACP日本支部の支部長である矢野晴美先生のリーダーシップのもと、USPSTFとACIPの推奨の日本語訳と日本のデータを掲載するwebサイトを作成しました。ここに一般公開します。推奨するトピックス(USPSTFのA推奨とB推奨の項目とACIPで成人に薦めるワクチン)をA4の紙1枚にまとめた、「成人の予防医療チェックシート 2026年版」もここでダウンロードできます。

予防医療各項目の日本語訳(+日本のデータ)ですが、現時点では「不安障害」、「うつ病」、「(妊婦に対する)葉酸」、「子宮頸がん」、「HCV」、「骨粗鬆症」、「転倒予防」、「不健康薬剤」、「RSV予防接種」の9項目ですが、今後「胃がん」、「前立腺がん」、「乳がん(リスク低減のための薬剤使用)」、「帯状疱疹予防接種」、「破傷風・ジフテリア・百日咳予防接種」、「高血圧」、「糖尿病」、「禁煙」、「食事運動」、「家庭内暴力」は作成済みで校正中ですので、今後多くの項目を追加します。

是非、広めて頂ければ幸いです。
このwebサイトを活かしてエビデンスで証明された予防医療を皆が実践しやすくなり、今後より多くの住民に必要な予防医療が届ける一助として頂ければ幸いです。

それでは、末筆ですが皆様の健康と御多幸を願っております!

八重樫 拝

PRC委員の尾下です。毎週、ACP会員に配信されているLatest From I.M. Matters2026年2月3日号 より記事を紹介します。“痛風治療開始後12ヶ月以内に血清尿酸値6mg/dL未満を達成した患者は、心血管有害事象の5年...
16/02/2026

PRC委員の尾下です。
毎週、ACP会員に配信されているLatest From I.M. Matters
2026年2月3日号 より記事を紹介します。

“痛風治療開始後12ヶ月以内に血清尿酸値6mg/dL未満を達成した患者は、心血管有害事象の5年間リスクが低い”

本研究では、2007年1月から2021年3月までの入院・死亡記録とリンクした、109,504名の痛風患者からの最大5年間のプライマリケア追跡データを基に、標的試験エミュレーション・フレームワークを構築した。対象患者は18歳以上で痛風と診断され、治療前の血清尿酸値が6mg/dLを超え、新たに尿酸降下療法が開始された者である。

(訳注:標的試験エミュレーション・フレームワーク=既存の観察データ(リアルワールドデータ)を用いて、ランダム化比較試験(RCT)を模倣し、因果関係を推定する疫学・統計学のフレームワーク)

患者は、治療開始から12か月以内に血清尿酸値が6mg/dL未満になった場合は目標値達成治療群、そうでない場合は非達成治療群に割り付けられた。主要評価項目は、最初の尿酸降下薬の処方から5年以内の初回の重大な心血管有害事象の発生であった。痛風発作を陽性対照アウトカムとし、急性気管支炎、白内障、虫垂炎を陰性対照アウトカムとして設定した。
結果は1月26日付『JAMA Internal Medicine』に掲載(https://jamanetwork.com/journals/jamainternalmedicine/article-abstract/2844321)。
目標値達成治療群では、5年生存率が有意に高く(加重生存差 1.0%[95%CI:0.5~1.6%])、主要心血管有害事象リスクが有意に低かった(加重ハザード比[HR]0.91 [95%CI:0.89~0.92])。心血管リスクが高い群および非常に高い群では、中等度リスク群と比較して尿酸降下治療と心血管アウトカムの関連性が強かった。血清尿酸値5mg/dL未満の目標を達成した患者では、達成しなかった患者よりリスク低減幅が大きかった(加重生存差 2.6%[95%CI:0.9~3.6%]; 加重HR 0.77 [95% CI:0.72~0.81])。目標達成群では痛風発作も減少した。陰性対照アウトカムに差は認められなかった。
本知見は、痛風管理の認識を根本的に変える必要性を指摘しており、炎症が痛風と心血管疾患を結びつける重要な生物学的媒介因子である可能性を示唆した。
治療効果による尿酸値の低下を患者に可視化して伝える(『溶解目標療法』)など、尿酸降下療法の服薬遵守率向上に注力すべきである。
そして、“発作予防と心血管イベント低減の両方に必要な最適な血清尿酸目標値の決定が急がれる”と締め括っている。

PRC委員 尾下寿彦

Patients with gout who achieved serum urate levels below 6 mg/dL with urate-lowering treatment had a substantially lower risk of cardiovascular events than those who did not, according to researchers.

02/02/2026

PRC委員の本村です。
毎週、ACP会員に配信されているLatest From I.M. Matters(新年になり名前が変わりました)
2026年1月21日号 より記事を紹介します。
虚血性心疾患の一次予防についての問題です。
MKSAP Quiz: Annual preventive care visit

症例
61歳の患者が、年1回の予防的健康診断のために評価されている。患者には消化性潰瘍と、良好にコントロールされた高血圧がある。喫煙歴はこれまで一度もない。定期的に運動を行っており、地中海食を遵守している。患者の父親は68歳時に心筋梗塞を発症している。内服薬はロサルタン、ヒドロクロロチアジド、オメプラゾールである。
バイタルサインを含む身体診察所見は正常である。

検査所見
総コレステロール:149 mg/dL(3.86 mmol/L)
HDLコレステロール:70 mg/dL(1.81 mmol/L)
LDLコレステロール:55 mg/dL(1.42 mmol/L)
中性脂肪:120 mg/dL(1.36 mmol/L)

患者の10年動脈硬化性心血管疾患(ASCVD)リスクは7.1%である。

健康的な生活習慣の継続に加えて、以下のうち最も適切な予防的介入はどれか。

A.アスピリンを開始する
B.アトルバスタチンを開始する
C.ビタミンE補充を開始する
D.現在の内服治療を継続する






正解:D.現在の内服治療を継続する

【解説】
解説(Critique)

最も適切な予防的介入は、患者の現在の内服治療を継続すること(選択肢D)である。心血管疾患(CVD)の介入可能な危険因子には、食事、身体活動不足、喫煙、高血圧、脂質異常症、糖尿病、過体重および肥満が含まれる。本患者は健康的な生活習慣を有し、高血圧は良好にコントロールされており、心血管イベントリスクは境界域であり、追加の併存疾患も存在しない。現時点では追加の薬物療法を必要とせず、現在の内服治療および健康的な生活習慣の継続を勧めるべきである。

アスピリン(選択肢A)は、歴史的には心血管疾患および脳血管疾患の一次予防として推奨されてきた。しかし近年、ASPIRE、ASPREE、ASCENDの3つの試験において、低用量アスピリンは非致死性心筋梗塞、心血管死亡、または全死亡の減少と関連しないことが示された。10件の研究(11万人超の患者を含む)の統合解析では、低用量アスピリンは重大な消化管出血の58%増加と関連していた。また、一次予防としての低用量アスピリンを評価した追加のコホート解析では、頭蓋内出血の増加が示された。したがって、低用量アスピリンは出血リスクのある患者における一次予防としては推奨されない。2022年、米国予防医療専門委員会(USPSTF)は、60歳を超える者に対する心血管疾患一次予防目的の低用量アスピリン使用を推奨しないとした。本患者は60歳を超えており、さらに消化性潰瘍の既往があり、高い出血リスクを有するため、低用量アスピリンの開始は不適切である。

米国心臓病学会/米国心臓協会(ACC/AHA)は、境界域リスク(10年推定心血管イベントリスク5%以上7.5%未満)の患者に対して、共有意思決定およびリスク増強因子の評価を推奨している。スタチン治療についての議論自体は適切であるが、本患者のASCVDリスクは7.1%であり、十分な検討やリスク増強因子の評価を行わずに、アトルバスタチン(選択肢B)などのスタチンを直ちに開始することは適切ではない。

2021年にUSPSTFのために実施された系統的レビューでは、ビタミンE補充(選択肢C)が心血管イベントまたは全死亡に有益であるという強いエビデンスは認められず、出血性脳卒中の増加を示唆する弱いエビデンスが認められた。USPSTFおよびACC/AHAはいずれも、心血管疾患一次予防目的でのビタミンE補充を推奨していない。

Key Points

・心血管疾患の修正可能な危険因子には、食事、身体活動不足、喫煙、高血圧、高脂血症、糖尿病、過体重および肥満が含まれる。
・米国予防医療専門委員会は、60歳を超える者に対する心血管疾患一次予防目的の低用量アスピリン使用を推奨しておらず、またアスピリンは出血リスクのある患者にも推奨されない。

ACP MKSAP購入者は本クイズをFoundations of Clinical Practice sectionで利用可能です。ACP MKSAPに関する詳細情報はこちら(https://www.acponline.org/featured-products/acp-mksap)

■PRC委員コメント
(本村)
有料会員向け解説補足では、アスピリン一次予防に関する主要RCTやメタ解析、年齢・出血リスク別の推奨の違いまで踏み込んで解説されています。
一次予防のための抗血小板薬投与が昔から処方され続けている患者さんをしばしば目にします。エビデンスの更新により非推奨となったものに関しては適宜見直していきたいですね。

Address


Alerts

Be the first to know and let us send you an email when ACP Japan Chapter posts news and promotions. Your email address will not be used for any other purpose, and you can unsubscribe at any time.

Contact The Business

Send a message to ACP Japan Chapter:

  • Want your business to be the top-listed Advertising & Marketing Company?

Share