WIPジャパン株式会社 (WIP Japan Corporation)

WIPジャパン株式会社 (WIP Japan Corporation) 多言語・インテリジェンスで課題解決提案をする会社 当社個人情報保護方針はこちらでご確認下さい
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21/07/2026

正確な情報が手元にない状態で、正しい経営判断はできません。

ジョージ・オーウェルのディストピア小説『1984』には、「ニュースピーク」という架空の言語が登場します。政府が語彙をあえて削り、複雑な概念を表す言葉そのものを社会から消していくことで、人々が「考えること」自体を難しくしていく、という設定です。言葉が痩せれば、思考も痩せる。逆に言えば、豊かで正確な言葉を持つことは、自由に考え、正しく判断するための土台だということを、この小説は寓話の形で突きつけてきます。

これは海外展開の現場にもそのまま当てはまります。現地語の一次情報を自社の言葉で正確に理解できていない企業は、断片的な伝聞や粗い機械翻訳の訳文をもとに意思決定せざるを得ません。ニュアンスの落ちた情報、文脈を欠いた数字は、「ニュースピーク」的に痩せた言葉と同じで、判断の解像度を確実に下げます。

翻訳・通訳・海外リサーチという仕事の本質は、単に言葉を置き換えることではなく、現地の情報をできる限り豊かな解像度のまま、意思決定者の手元に届け直すことにあります。何が起きているかを正確な言葉で把握できて初めて、企業は「考えること」の自由を保ったまま、海外展開の判断を下せます。

情報が痩せた状態で下す決断ほど、後から取り返しがつきません。海外との接点が増えるほど、言葉と情報の精度に投資する価値は上がっていきます。

#海外展開

07/07/2026

ブラジル向けの海外展開を担当していると、日本の商談の「常識」がそのまま通用しない場面に何度も出会います。

象徴的なのが「アマニャー(明日)」という言葉です。日本語の「明日」が具体的な期限を指すのに対し、ブラジルでの「アマニャー」は「まあ、近いうちに」程度のニュアンスを含むことが少なくありません。この温度差を知らずに日本式のスケジュール感覚で催促を重ねると、相手にはただの圧力としか映らず、かえって関係がこじれてしまいます。

ブラジルの商談で先に築くべきは、契約条件よりも人間関係だと言われます。強い信頼関係さえあれば、規則や想定外のトラブルも「ジェイチーニョ(機転と融通)」という現地独自の知恵でしなやかに乗り越えられる、という考え方が根付いているためです。1回のシュラスコランチや、甘く濃いコーヒー「カフェジーニョ」を挟んだ雑談が、分厚い契約書以上にビジネスを前に進めることも珍しくありません。

これは「ブラジルだから特殊」という話にとどまりません。海外展開でつまずく原因の多くは、能力や商品力ではなく、相手国固有の時間感覚・関係構築の作法を読み違えることにあります。言葉を正確に訳すだけでは、この種のズレは埋まりません。現地の商習慣そのものをインテリジェンスとして事前に把握し、交渉のペース設計に反映させる。ここまでできて初めて、海外展開の判断と実行は安定します。

自社の海外展開を考える際は、「何を伝えるか」だけでなく、「どのペースで、どんな関係を築きながら伝えるか」まで含めて設計することをお勧めします。

#海外展開

契約書よりも、1回のシュラスコランチ。ブラジルの商談を動かすのは、実は「関係性」です。弊社ニュースレター『Think More Globally』7月号では、ブラジル商談文化の「ジェイチーニョ(機転と融通)」や「アマニャー(明日)」の商習慣...
03/07/2026

契約書よりも、1回のシュラスコランチ。ブラジルの商談を動かすのは、実は「関係性」です。

弊社ニュースレター『Think More Globally』7月号では、ブラジル商談文化の「ジェイチーニョ(機転と融通)」や「アマニャー(明日)」の商習慣、さらに世界の涼の取り方まで、海外展開の現場で効く知見をまとめています。

海外との商談で"正論"だけでは進まないと感じたことがある方に、特に読んでいただきたい内容です。

#海外展開

🎍2026年も言語と文化を軸に、皆様と世界の接点づくりに邁進いたします。🎍新春ニュースレター「Think More Globally」を公開しました。・社長より新年のごあいさつ「私たちは何を信じ、どう進むべきか」:まずは12月に発生した青森...
07/01/2026

🎍2026年も言語と文化を軸に、皆様と世界の接点づくりに邁進いたします。🎍
新春ニュースレター「Think More Globally」を公開しました。

・社長より新年のごあいさつ「私たちは何を信じ、どう進むべきか」:

まずは12月に発生した青森県東方沖地震で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。寒さ厳しい中での生活は大変なことと思います。一日も早い復旧をお祈りいたします。さて、新しい年を迎え、2025年を振り返りますと、AIの進化や国際情勢の不安定化など、「変化」が常態化した一年でした。正解が見えにくい時代に、私たちは何を信じ、どう進むべきなのでしょうか。

世界と向き合う仕事を通じてあらためて感じるのは、日本の強みは今も揺らいでいないということです。誠実さ、品質へのこだわり、相手を思いやる姿勢は、スピードや効率が重視される時代だからこそ、より高く評価されています。同時に、変化を恐れない姿勢も欠かせません。信頼を土台に挑戦を重ねることが、2026年に向けた私たちの基本姿勢です。本年も言語と文化を軸に、皆さまと世界の接点づくりを支えてまいります。本年が実り多い一年となりますように。(上田輝彦)

その他記事:
・独断と偏見の新春予想
・世界の「お餅」事情
・おススメ本「仕事は楽しいかね?」

ご笑覧ください✨🐎 https://na2.hubs.ly/H02XcKv0

「アルケミスト」、不遇の出発から世界的人気作へ。海外ビジネス視点でみると、新たな発見があります。探し物は自分の「足元」にあるかもしれません。🐑🏜️🏜️パウロ・コエーリョの代表作である『アルケミスト』。本書は、作品自体が壮大な成長の歴史を持っ...
26/12/2025

「アルケミスト」、不遇の出発から世界的人気作へ。海外ビジネス視点でみると、新たな発見があります。探し物は自分の「足元」にあるかもしれません。

🐑🏜️🏜️
パウロ・コエーリョの代表作である『アルケミスト』。本書は、作品自体が壮大な成長の歴史を持っています。1988年、初版はわずか900部。半年で売れたのはたったの2冊。出版社に契約を切られましたが、著者は諦めず、別の出版社を探して出版を続けました。すると口コミがじわじわ広がり、国境を越えて読まれるようになり、今では累計1億部超の世界的ベストセラーに成長しています。

本作で主人公が「心の声」に従い砂漠を越えていくように、著者もまた信念を手放さず、自分の物語を世界へ届け続けました。本書を海外ビジネスの視点で読めば、「価値は最初から理解されるとは限らない」「市場が小さい時期こそ改善と発信を続けるべき」という示唆に富んでいます。そして、物語の核心「宝物は、遠くにあるのではなく、自分の足元にもある」は、世界に挑戦する日本企業にとっても、技術や文化、誠実さといった足元の価値こそが、海外市場で最も響くのかもしれません。

ハワイ語でメリークリスマスは「メレ・カリキマカ」。実はハワイ語の文字数の少なさから生まれた表現。世界には12文字しかない言語が!?クリスマスに誰かに話したくなる、言葉の不思議をお届けします!🎁 🎁🎁今年も残りわずか。年末の大イベントといえば...
23/12/2025

ハワイ語でメリークリスマスは「メレ・カリキマカ」。実はハワイ語の文字数の少なさから生まれた表現。世界には12文字しかない言語が!?クリスマスに誰かに話したくなる、言葉の不思議をお届けします!

🎁 🎁🎁
今年も残りわずか。年末の大イベントといえばクリスマスです。「メリー・クリスマス」は、ハワイ語だと「メレ・カリキマカ(Mele Kalikimaka)」。これは、ハワイ語のアルファベットが母音5・子音8の計13文字と非常に少なく、「R」「S」などを「L」「K」で代用するために生まれた表現です。

世界にはさらに文字数の少ない言語があり、パプアニューギニアのロトカス語は12文字と最少クラス。一方、最多アルファベットはクメール語(74文字)。ラテン文字系ではスロバキア語(46文字)が多いことで知られています。

なお、「文字数が多い」と聞くと漢字を思い浮かべますが、漢字はアルファベットのような表音文字ではなく、表語文字に分類されますので、別カテゴリーということで(笑)、寒さが深まる季節ですが、温かな響きのハワイ語とともに、楽しいホリデーシーズンをお過ごしください。

海外展開の成否を分けるのは、商品力以上に実は「情報の精度」。日本でのせっかくの成功体験が、「リサーチ不足」ゆえに外国で通用しないなんてもったいない。2026年の「情報戦」を勝ち抜く秘訣をご紹介!海外展開の支援をしていると、成功を左右する最大...
22/12/2025

海外展開の成否を分けるのは、商品力以上に実は「情報の精度」。日本でのせっかくの成功体験が、「リサーチ不足」ゆえに外国で通用しないなんてもったいない。2026年の「情報戦」を勝ち抜く秘訣をご紹介!

海外展開の支援をしていると、成功を左右する最大の要因は「事前リサーチ」であることを強く実感します。多くの企業は製品力や価格を武器に挑みますが、差が出るのは「現地の正確な情報」です。

競合がどんな訴求で売っているか、顧客がどの価格帯を高いと感じるか、購買行動を左右する文化は何か。これらが曖昧なまま進めると、営業・広告・商品企画が軒並みズレてしまいます。

日本での成功パターンをそのまま持ち込むと、逆効果になることも少なくありません。一方で、成功企業に共通するのは「仮説ではなく事実にもとづいて戦略を立てている」点です。現地の消費者、競合、販売チャネル、文化の理解があるだけで、商談の通過率も成果も大きく変わります。

WIPでは、各国の調査員ネットワークを活かし、短期・低コスト・高精度の海外リサーチを提供しています。2026年に向け、海外展開は「勢い」より「情報戦」。その第一歩としてWIPの海外調査をご活用ください。

社長よりごあいさつ「2025年、日本の強みと弱みが浮かび上がった年」2025年を振り返りますと、世界と向き合う仕事の中で「世界から見た日本」の輪郭がいっそう明確になりました。海外企業と話すたびにあらためて実感したのは、日本の強みは「誠実さ」...
10/12/2025

社長よりごあいさつ「2025年、日本の強みと弱みが浮かび上がった年」

2025年を振り返りますと、世界と向き合う仕事の中で「世界から見た日本」の輪郭がいっそう明確になりました。海外企業と話すたびにあらためて実感したのは、日本の強みは「誠実さ」と「品質へのこだわり」です。メール文章や納品物の細部に宿る丁寧さは、今も強い信頼の源になっています。

一方で、食文化や工芸、祭りなど、日本の日常に根ざした文化が海外で大きな関心を集めた一年でもありました。日本の原点が、実は世界に向けた魅力そのものなんですね。反面、日本の弱みとして浮かぶのは「スピード」と「発信力」。慎重さは価値でもありますが、機会を逃す要因にもなり得ます。ただ、信頼という強みと改善可能な弱みが同居していることは、日本企業の伸びしろでもあります。

WIPは来年も、翻訳・通訳・海外リサーチ・世界自動営業™・YOYAQ等を通じて、日本の力を世界と結び直すお手伝いをしていきます。今年一年のご愛顧に深く感謝しつつ、どうぞ穏やかで良い新年をお迎えください。(上田輝彦)

今月のニュースレター「Think More Globally」です。・「2025年、日本の強みと弱みが浮かび上がった年」・海外展開で失敗する企業の共通点は「リサーチ不足」です「もっとグローバルに考える」: 世界の「アルファベット」事情・WI...
04/12/2025

今月のニュースレター「Think More Globally」です。
・「2025年、日本の強みと弱みが浮かび上がった年」
・海外展開で失敗する企業の共通点は「リサーチ不足」です
「もっとグローバルに考える」: 世界の「アルファベット」事情
・WIPライブラリー:今月のおススメ本『アルケミスト』
などご紹介しています。ご笑覧ください。

住所

九段南1-6/5
Chiyoda-ku, Tokyo
102-0074

営業時間

月曜日 09:00 - 18:00
火曜日 09:00 - 18:00
水曜日 09:00 - 18:00
木曜日 09:00 - 18:00
金曜日 09:00 - 18:00

電話番号

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