絵と字

絵と字 絵と字は、企業のブランディング、広告のアートディレクション、グラフィックデザイン、イベント企画・制作を中心としたコミュニケーションを提供するクリエイティブスタジオです。

🖋【「センス」とはなにか】こんにちは、絵と字のチバです。前回は、「カッコいいデザインはいいデザイン?」というお話でした。カッコよくすること自体がデザインの目的ではない。でも、人は美しいものに惹かれるから、誰かに何かを届けるために、美しくする...
03/09/2026

🖋【「センス」とはなにか】

こんにちは、絵と字のチバです。

前回は、
「カッコいいデザインはいいデザイン?」
というお話でした。

カッコよくすること自体が
デザインの目的ではない。

でも、人は美しいものに惹かれるから、
誰かに何かを届けるために、美しくする。

僕はそんなふうに考えてますよ、というお話です。

では、その「美しい」を判断する力って、
いったいどこから来るのでしょうか。

よく「あの人はセンスがある」と言いますよね。

センスという言葉には、
どこか生まれ持った才能のような
イメージがあります。

でも僕は、ちょっと違うんじゃないかな、と思っています。

📚 センスは、あとから磨くことができる

僕が敬愛するクリエイティブディレクター、
水野学さんの著書に
『センスは知識からはじまる』という本があります。

タイトルの通り、
センスは特別な人だけが持っているものではなく、
知識を蓄えることで磨くことができる。

という内容ですが、
僕もこの考え方にはとても共感しています。

デザインをしていると、

「こっちの方がいいな」
「この文字は、もう少し小さい方がいい」
「なんか、この余白は気持ち悪い」

そんな判断をすることがよくあります。

理由を聞かれると、
「なんとなく」
としか言えない判断もあります。

でもよく考えてみると、
本当に「なんとなく」なのかというと、
たぶん違うんですよね。

これまでにたくさんのデザインを見てきて、
自分でも実際につくってきて。

その中で身についた知識や経験があるから、
考えるより先に
「こっち」
と判断できるのだと思います。

🧠 センスがある人は、判断材料が多い

これはデザインに限らず、
料理やファッションなどでも
似たようなことがあると思います。

詳しい人って、
ちょっとした違いに気づきませんか?

その人だけに見える何かがあるというより、
見分けるための知識を
たくさん持っているからではないでしょうか。

だとすると「センスがある人」というのは、
感覚だけで選んでいる人ではなく…

たくさんの判断材料の中から
適切なものを選ぶことができる人

なのではないでしょうか。

だから、センスは「ある・ない」ではなく、
磨いていくものなのだと思います。

✨ 「見る目」は、誰でも磨ける

これは、デザイナーだけの話でもありません。

たとえば経営者が、
自社のWebサイトや広告を見て、

「なんとなく好き」
「自分の好みじゃない」

だけで判断するのと、

「うちの会社が伝えたいことに合っているか」
「お客様にはどう見えるだろう」

と考えて見るのとでは、
同じデザインでも見え方は変わるはずです。

デザインについて専門的に学ばなくても、
いろいろなものを見て、
「なぜ自分はこれを良いと思ったんだろう?」
と少し考えてみる。

そんなことの積み重ねでも、
見る目は変わっていくのではないかと思います。

📝 まとめ

センスは、生まれ持った才能ではなく、
知識や経験によって磨いていけるもの。

「センスがない」と思っている人も、
まだ判断材料を持っていないだけなのかもしれません。

では逆に。
見る目を磨けば、誰でもプロと同じように
デザインできるでしょうか。

今はCanvaのような便利なツールもあって、
専門的なソフトを使えなくても、
かなりきれいなものがつくれますよね。

それでもやっぱり、
プロがつくったものとは何かが違う。

その違いはどこにあるのでしょう。

次回は、
「なぜ素人のデザインは、“なんとなく”伝わらないのか?」
について考えてみたいと思います。

次回もお楽しみに!

🖋【カッコいいデザインはいいデザイン?】こんにちは、絵と字のチバです。前回は、「美しいデザインに、正解はあるのか?」というお話をしました。正解は一つじゃないけれど、「その価値にふさわしいか」を基準にしたい。僕はそんなふうに考えています。では...
27/08/2026

🖋【カッコいいデザインはいいデザイン?】

こんにちは、絵と字のチバです。

前回は、
「美しいデザインに、正解はあるのか?」
というお話をしました。

正解は一つじゃないけれど、
「その価値にふさわしいか」を基準にしたい。

僕はそんなふうに考えています。

では、見た目がカッコよくて、
完成度も高いデザインは
「いいデザイン」でしょうか?

🎨 カッコいいデザインは、やっぱりいい

写真が美しい。
文字の組み方が洗練されている。
色使いも素敵。

そんなデザインを見ると、
僕も「これカッコいいな」と思います。

デザイナーですし、
つくる以上はできるだけ美しく、
細かな部分までこだわって、
少しでも良いものにしたいと思っています。

ただ、

「カッコいいデザイン」と
「いいデザイン」は、

似ているようで、
少し違うのではないかと思うのです。

👀 そのデザインで、どう感じてもらうか

たとえば、ある会社の採用パンフレット。

写真もコピーも洗練されていて、
とてもカッコいい。

でも、本当に来てほしい学生から、
「なんだか自分には合わなそう」
と思われてしまったらどうでしょう。

反対に、派手さはなくても、
「この会社、なんだか自分に合いそう」
「ここで働いてみたい」
と感じてもらえたなら、
その会社にとっては、
こちらの方が「いいデザイン」と
言えるかもしれません。

🧭 デザインには、目的がある

・商品を手に取ってほしい
・会社のことを知ってほしい
・サービスの価値をきちんと理解してほしい

仕事としてつくるデザインには、
何かしらの目的があります。

なので、どれだけカッコよくても、
その目的からズレてしまえば、
「いいデザイン」とは言いづらい。

見た目の完成度だけではなく、
そのデザインがちゃんと役割を果たしているか。

そこまで含めて、
デザインの良し悪しを考える必要があると
僕は思っています。

✨ それでも、美しさにはこだわりたい

とはいえ、
「伝われば、見た目なんてどうでもいい」
ということではありません。

このシリーズの最初にも書きましたが、
人はやっぱり、美しいものに惹かれます。

だから僕は、
美しさにはちゃんとこだわりたい。

ただ、カッコよくすること自体を
目的にはしない。

誰かに何かを届けるために、美しくする。

そこが、
「かっこいいデザイン」と
「いいデザイン」の
違いなのではないかと思っています。

❓️ では、その「美しさ」はどうやって判断する?

ここまで、
デザインにとっての「美しさ」について
いろいろ考えてきました。

では、その美しさを見極める力は、
どうやって身につくのでしょうか。

よく、
「あの人はセンスがある」
なんて言いますよね。

でもセンスって、
先天的に生まれ持った才能なのでしょうか。

次回は、
「“センス”って、本当に才能なの?」
について考えてみたいと思います。

次回もお楽しみに!

🖋【美しいデザインに、正解はあるのか?】こんにちは、絵と字のチバです。前回は、「価値を美しく翻訳する」というお話をしました。企業の中にある価値を、美しく、わかりやすく、伝わる形にする。それがデザインの役割なんじゃないかと。とはいえ、「でも、...
20/08/2026

🖋【美しいデザインに、正解はあるのか?】

こんにちは、絵と字のチバです。

前回は、
「価値を美しく翻訳する」
というお話をしました。

企業の中にある価値を、
美しく、わかりやすく、伝わる形にする。
それがデザインの役割なんじゃないかと。

とはいえ、
「でも、結局デザインって好みでしょ?と思いませんか?」
と問いかけました。

確かに、同じデザインを見ても、
感じ方は人それぞれです。

「かっこいい」と思う人もいれば、
「ちょっと冷たい」と感じる人もいる。

シンプルなものが好きな人もいれば、
華やかなものが好きな人もいます。

では「美しいデザイン」とは、
どうやって決まるものなのでしょうか。

🍰 好みだけでは決められない

僕自身もデザイナーですし、
もちろんデザインの好みはあります。

でも、仕事でデザインをするときに
自分の好みだけで決めることはできません。

たとえば、お菓子のパッケージでも…
百貨店で贈答用として売られるお菓子と、
子どもがスーパーで手に取るお菓子では、
目指すデザインはかなり違います。

贈答用なら、
上質さや特別感が求められるかもしれません。

一方、子ども向けなら、
楽しそうだったり、親しみやすかったり、
「これ食べたい!」と思える方が良いかもしれない。

どちらが美しいか?と言われても、
単純には比べられないですよね。

👀 誰に見てもらうデザインなのか

デザインを考えるとき、
「僕はこっちが好き」ということよりも、

・誰に見てもらうものなのか
・その人にどう感じてもらいたいのか

こちらの方を、判断する材料にします。

いくら僕が
「こっちの方がかっこいい」と思っても、
相手に伝えたいものとズレていたら、
そのデザインが良いとは言いづらい…

前回、
「その価値にふさわしい姿へ翻訳する」
とお伝えしました。

僕は、この「ふさわしい」という部分が
結構大事だと思っています。

✨ 美しさにも、いろいろある

見た目がきれいだったり、
かっこよかったり、
洗練されていたり。

もちろん、それも美しさです。

でもデザインの場合は、
その会社らしさがちゃんと出ていることや、
商品の良さが伝わることも大事です。

見てほしい人に、
きちんと届いているかどうか。

そういうことも含めて、
僕は「美しい」と考えたいのです。

「美しいデザインに、正解はあるのか?」

と聞かれたら、

正解は一つじゃないけれど、
ふさわしいことを基準にしたい。

今のところ、
僕はそんなふうに考えています。

❓️ だとすると…

ただ、そう考えると
もう一つ疑問が出てきます。

見た目がかっこよくて、
デザインとしての完成度も高い。

それならそれは「いいデザイン」なのか?
実は、そうとも限らないのでは?

次回は、

「かっこいいデザインが、いいデザインとは限らない」

そんな話から、
「そのデザインは、誰のためのデザインなのか」
をもう少し考えてみたいと思います。

次回もお楽しみに!

🖋【価値を美しく翻訳する】こんにちは、絵と字のチバです。お盆ですね🎐皆さんはゆっくり過ごされていますか?僕は、先日ニセコへ行き、ゆっくり羽根を伸ばしました。夏のニセコは最高ですよ。さて、前回は「人は美しいものに惹かれる」というお話をしました...
14/08/2026

🖋【価値を美しく翻訳する】

こんにちは、絵と字のチバです。

お盆ですね🎐
皆さんはゆっくり過ごされていますか?

僕は、先日ニセコへ行き、ゆっくり羽根を伸ばしました。
夏のニセコは最高ですよ。

さて、前回は
「人は美しいものに惹かれる」
というお話をしました。

今まで、
「見た目を整えることだけが、
デザインの仕事ではありません」
ということを何度もお伝えしてきました。

ですが、人は美しいものに惹かれる以上
デザインという領域のおいても
もちろん見た目だって大切です。

では結局、デザインとは
一体何をする行為なのでしょうか。

🌍 同じ言葉でも、伝わらないことがある

当たり前ですが、
海外旅行で現地の人に何かを伝えようとしても、
日本語しか話せない人だと
なかなか伝えられないですよね。

そこにツアコンさんなどの翻訳が入ると、
スムーズに相手に伝わったり。

ただ、このツアコンさんは
話の内容そのものを作ったわけではありません。

伝えたいことは、
もともと本人の中にあったもの。

それを、ツアコンさんは
「伝わる言葉」
へ置き換えただけなのです。

僕は、デザインもこれによく似ていると考えています。

🎨 デザインは「翻訳」の仕事

企業には、 それぞれの強みや想いがあります。

・商品へのこだわり
・創業から積み重ねてきた歴史
・社員さんの姿勢

そうした価値は、 最初から会社の中に
存在しているものです。

ただ、それが必ずしも
お客様に伝わる形になっているとは限りません。

だからデザインは、
ロゴやWebサイト、パンフレットなどを通して、
その価値を伝わる形へ翻訳していきます。

美しく、そしてわかりやすく。

これが、デザインの大切な役割だと僕は考えています。

🧭 役割はそれぞれ違う

ここ最近のコラムを整理すると、

価値をつくるのが、経営
価値を見つけるのが、ブランディング
価値を美しく伝わる形に翻訳するのが、デザイン

と言えるのではないでしょうか。

どれか一つだけでは成り立ちません。

だから僕は、デザインだけを
切り離して考えることはありませんし、
ブランディングだけで完結するもの
だとも思っていません。

すべてがつながって、
初めて「伝わる企業」になっていく。
そう考えています。

🔚 まとめ

「デザインは見た目じゃない。」

この言葉は、 見た目が不要という意味ではありません。

本当に価値のあるものを、
その価値にふさわしい姿へ翻訳すること。

それが、デザインという仕事なのだと僕は思っています。

とはいえ。
でも、結局デザインって好みでしょ?
って思ったりしませんか?

次回は、
「では、美しいデザインとは何を基準に決まるのか」
をテーマに、デザインにおける
美しいの基準を考えてみたいと思います。

次回もお楽しみに!

【それでも人は美しいものに惹かれる】こんにちは、絵と字のチバです。前回まで、「ブランディングとは何か」というテーマでお話ししてきました。その中で何度も、「デザインは、見た目を整えることではない」と書いてきたわけですが、おそらくこう思った方も...
06/08/2026

【それでも人は美しいものに惹かれる】

こんにちは、絵と字のチバです。

前回まで、
「ブランディングとは何か」
というテーマでお話ししてきました。

その中で何度も、

「デザインは、見た目を整えることではない」

と書いてきたわけですが、
おそらくこう思った方もいるのではないでしょうか。

「とは言っても、やっぱり見た目って大事ですよね?」と。

今回のテーマは、その疑問についてです。

🍽 美しく盛り付けられた料理

例えば同じ料理でも…

紙皿に無造作に盛られているものより、
きれいに盛り付けられている方が
美味しそうに感じますよね。

根本的な話ですが、
人は、美しいものに惹かれる生き物です。

だから、
「見た目は関係ない」
と言うつもりは、まったくありません。

むしろ僕自身、デザイナーですから
美しさにはそれなりのこだわりもあります。

🤔 どちらか一方では足りない

一方で、
どれだけ美しく盛り付けても、
食材そのものが傷んでいたら、
「美味しい料理」にはなりません。

逆に、
本当に美味しい料理なのに、
見た目で損をしていることもあります。

だから僕は、
「見た目が大事」
ということも、
「見た目だけではダメ」
ということも、
どちらも正しいと思っています。

🌱 デザインの役割とは

では、デザインに話を戻すとどうでしょうか。

社会的に意義のないもの、
美味しくないものを
美しく設うことでごまかすことが
デザインの役割でしょうか。。

社会的に意義があること、もしくは
とても美味しいものだけど、
放っておいてもそれだけで人に伝わるでしょうか?

どちらも、成立しないと考えています。

この違いがわかると、
「デザインは見た目じゃない」
という言葉の意味も、
きっと違って見えてくると思うのです。

🔚 まとめ

これまでのシリーズでは、
会社や商品の「価値」を見つけることの大切さをお伝えしてきました。

ここからは、その価値をどう伝えるのか。

つまり、
「デザインとは何をする仕事なのか」
という話をしていきたいと思います。

次回は、

「デザインは、価値を美しく翻訳する仕事」

そんなテーマで、
デザインの本当の役割について、
もう一歩深くお話しします。

次回もお楽しみに!

🖋 【なぜ中小企業こそ、ブランディングが必要なのか】こんにちは、絵と字のチバです。前回は「制作物はゴールじゃない」という話をしました。何を作るかより先に、・何を実現したいのか・誰に届けたいのか・その会社らしさとは何なのかそこを整理して初めて...
23/07/2026

🖋 【なぜ中小企業こそ、ブランディングが必要なのか】

こんにちは、絵と字のチバです。

前回は「制作物はゴールじゃない」という話をしました。

何を作るかより先に、

・何を実現したいのか
・誰に届けたいのか
・その会社らしさとは何なのか

そこを整理して初めて、
デザインは力を発揮する、
という内容でしたね。

実はここ数回でお話ししてきたことをまとめると、
一つの言葉に集約されます。

それが「ブランディング」なのです。

🌱 ブランディングとは

「ブランディング」と聞くと、
ロゴを新しくすること、
おしゃれなWebサイトを作ること
をイメージする方は多いと思います。

もちろんそれも一部ではあるのですが、
本質はもっと手前にあると僕は考えています。

自分たちはどんな価値を届ける会社なのか。
誰に選ばれたいのか。
そしてその価値を社内で共有し、お客様に伝え、育てていくこと。

この一連の活動こそがブランディングだと思っています。

🏢 なぜ中小企業に必要なのか

僕はセミナーでも
「中小企業にこそブランディングが必要」
と何度となくお伝えしています。

では、なぜ中小企業にこそ必要なのでしょうか。

大企業のように
知名度や広告予算があるわけではないからこそ、

「何をしている会社なのか」
「どんな価値があるのか」

がきちんと伝わらないと、
価格だけで比べられてしまいますし、
採用の場面でも選ばれにくくなってしまいます。

逆に言えば、
会社の価値や想いがきちんと伝われば、
価格以外の理由で選んでもらえることもある。

そういう状態をつくることが、
これからの中小企業にはますます大事になってくる
と、僕は思っています。

🔚 まとめ

ここ数回、

・価値は自分では気づきにくいこと
・質問を通して価値を見つけること
・制作物はあくまで手段であること

そんな話をしてきました。

そのすべてをつなぐ考え方が、
「ブランディング」です。

僕はこれからも、
デザインを作る前に会社の価値を一緒に見つけて、
選ばれる理由を育てるお手伝いをしていきたいと思っています。

……とはいえ、ここまで読んで

「でも結局、かっこいいデザインのほうがいいんじゃないですか?」

と思った方、いるのではないでしょうか。

正直言うと、その感覚も正しいんです。

というわけで次回は、

「デザインは見た目じゃない」と言いながら、それでも人はなぜ美しいデザインに惹かれるのか。

をテーマに、一見矛盾しているようで、
実は深くつながっている
「デザインの本質」についてお伝えします。

次回もお楽しみに!

先日、専門学校札幌デザイナー学院の田代先生よりお声がけをいただきまして、デザイナーを志す学生の皆さんの前でお話をさせていただきました。1ヶ月ほど前に北海道情報大学でもお話した「札幌でデザイナーになるってどういうこと?」をテーマにしています。...
21/07/2026

先日、専門学校札幌デザイナー学院の田代先生より
お声がけをいただきまして、
デザイナーを志す学生の皆さんの前で
お話をさせていただきました。

1ヶ月ほど前に北海道情報大学でもお話した
「札幌でデザイナーになるってどういうこと?」
をテーマにしています。

紆余曲折の20代を語りつつ、
札幌という土地でデザインをするということは、
東京でデザインをすることの妥協ではない、
そんなお話をさせていただきました。

さらに、
デザイナーとはカッコよくデザインをする人ではない、
AIの時代だからこそ、プロセスが大事である、
こういったお話もさせていただきました。

また、スライド外で必ずお伝えしていること、それは、
「成長と移動距離は比例する」
という、尊敬する経営者が言っていた言葉です。

人と会うこと、モノを見に行くこと。
そして体験すること。

若いうちは、貯金なんかせず、
好きなものを買うこともせず、
これらのことにお金を使ってほしい。
ひたすら自分にフルベットしてほしい。

これは自戒も込めてお伝えしています。

専門学校は基本2年しかありません。

デザインのテクニックじゃない部分で、
どれだけの体験ができるか。

本当の実力を持つデザイナーを目指す皆さんの心に
少しでも残ってくれたら嬉しく思います。

お声がけをいただきましたタッシー、
そして先生の皆様。
素敵な機会をありがとうございました!

🖋 【制作物がゴールではない】こんにちは、絵と字のチバです。前回は、「デザイナーは、まず質問をする」というお話でした。デザインを始める前に、会社のことや、お客様のことをたくさん質問する。それは、その会社らしさや、本当の価値を見つけるためです...
17/07/2026

🖋 【制作物がゴールではない】

こんにちは、絵と字のチバです。

前回は、
「デザイナーは、まず質問をする」
というお話でした。

デザインを始める前に、
会社のことや、お客様のことを
たくさん質問する。

それは、その会社らしさや、
本当の価値を見つけるためです。

では、なぜ僕たちは、そこまでして
価値を一緒に探そうとするのでしょうか。

今日は、その理由についてお話しします。

🌐 本当に必要なのは、Webサイトでしょうか?

例えば、
「Webサイトを新しくしたいんです」
というご相談をいただいたとします。

もちろん、Webサイトを制作することはできます。

でも、いざお話を伺ってみると

「問い合わせが減ってきていて…」
「採用がなかなかうまくいかなくて…」
「会社の魅力を伝えたいんです」

そんな言葉が出てくることがよくあります。

つまり、本当に解決したいのはWebサイトではなく、

・問い合わせを増やしたい
・採用につなげたい
・会社の価値を伝えたい

という経営課題なのです。

Webサイトも、パンフレットも、ロゴマークも。
それらはすべて、その課題を解決するための手段に過ぎません。

💬 まず考えるべきこと

だから僕は、
「どんなデザインにしましょう?」
という話よりも先に、
「何を実現したいのでしょう?」
という話をします。

デザインには、
見た目を良くしたり、整える工程があります。
もちろん、それはとても大切です。

でも、課題や価値が整理されないまま
見た目だけを整えても、
本当に伝わるものにはなりません。

まず整理するのは、

・何を伝えたいのか
・誰に届けたいのか
・そして、その会社らしさは何なのか

そこが見えて初めて、デザインは力を発揮します。

🔚 まとめ

デザインの仕事は、
制作物を完成させることではありません。

本当に目指しているのは、

会社の課題を解決し、
価値がきちんと伝わり、
「選ばれる理由」を育てることです。

制作物は、そのための手段の一つ。

だから僕は、
「何を作りますか?」
ではなく、
「何を実現したいですか?」
というところから、一緒に考えています。

さて次回は、このシリーズの締めくくり。

「なぜ地方の中小企業こそ、ブランディングが必要なのか」

そんなお話をしたいと思います。

次回もお楽しみに!

🖋【デザイナーの仕事は、デザインするだけじゃない】こんにちは、絵と字のチバです。前回は、「自分たちが普通だと思っていることの中にこそ、本当の価値が眠っている」というお話でした。そして終わりに、「その価値は、誰かとの対話や質問の中で初めて言葉...
09/07/2026

🖋【デザイナーの仕事は、デザインするだけじゃない】

こんにちは、絵と字のチバです。

前回は、
「自分たちが普通だと思っていることの中にこそ、本当の価値が眠っている」
というお話でした。

そして終わりに、
「その価値は、誰かとの対話や質問の中で初めて言葉になることがある」
とお伝えしましたが、
実はここが今日のお話につながります。

🎨 デザインより先に質問をしている

僕は普段、お仕事のご相談をいただくと、
いきなりパソコンを開いてデザインを作り始めることはありません。
(まぁ物理的にも当たり前ですが)

まずやること…それは質問です。

例えば、

・なぜ、今回ロゴを作ろうと思ったのですか?
・周年で何を伝えたいと考えていますか?
・リブランディングを考えたきっかけは何だったのでしょう?

そんなところから、お話を伺います。

そこから、

・どんなお客様に来てほしいですか?
・お客様は、何を理由に選んでくれているのでしょう?
・社員の皆さんは、どんな想いで働いていますか?

という感じで、少しずつ質問を深くしています。

むしろ、デザインしている時間より、
話を聞いている時間の方が長いくらいです。

……

…いえ、それは言い過ぎですかね…
(デザインって時間がかかる作業なんです汗)

💬 デザインは、価値を見つける仕事

では、なぜそんなに質問をするのか。

それは、デザインは
僕の考えを形にする仕事ではないからです。

会社には必ず、
その会社らしさがあります。

でも、それは社内では当たり前すぎて、
なかなか言葉にならないのは前回お伝えした通り。

だから質問を重ねながら、

「それって御社らしいですね。」

「実はそこがお客様に選ばれている理由ではありませんか?」

そんなふうに、一緒に整理していきます。

つまり、デザインとは、
ゼロから何かを作る仕事ではなく、
すでにある価値を見つけ、
伝わる形に整える仕事なのだ
と思っているのです。

👀 見た目は最後

もちろん、
ロゴやパンフレット、Webサイトは作ります。

でも、それらはゴールではありません。

価値が整理されていないまま作れば、
見た目はきれいでも、
伝わらないデザインになってしまいます。

だから僕は、

「何を作るか」

より先に、

「何を伝えるのか」

を考えます。

そこが決まるからこそ、
デザインは初めて意味を持つのです。

🔚まとめ

「デザイナーはデザインを提供するのが仕事」

当然そう思われると思います。

でも僕は、

「価値を見つけ、言葉にし、伝わる形にする仕事」

だと考えています。

つまり、デザインの仕事は、
絵を描いたり、パソコンの前で行う行為ではなく、
「誰かと向き合い、質問をしている時間そのもの」
なのかもしれません。

De / Signの語源が言い得て妙に感じます。

さて次回は、今回の延長線…

「デザインは、見た目を整えるものではない。」

そんなお話をしてみたいと思います。

次回もお楽しみに!

🖋【「普通ですよ」の中にこそ、強みは眠っている】こんにちは、絵と字のチバです。前回は、「会社の価値は、自分たちでは意外と見えない」というお話でした。最後には、「当たり前だと思っていることを見つめ直してみては?」というところで終わっていたわけ...
02/07/2026

🖋【「普通ですよ」の中にこそ、強みは眠っている】

こんにちは、絵と字のチバです。

前回は、
「会社の価値は、自分たちでは意外と見えない」
というお話でした。

最後には、
「当たり前だと思っていることを見つめ直してみては?」
というところで終わっていたわけですが、
でも実は、それが意外に簡単ではないのです…

🕳️ 「普通ですよ」が落とし穴

経営者の方に、
「御社の強みは何ですか?」
とお聞きすると、
「特別なことは何もしてないですよ」
という返答は少なくない、
というのは前回お話しました。

そこで、少し質問を変え、

「では、その仕事は他の会社でも同じようにできますか?」

と伺うと、

「うーん、できるんじゃないですか?」

と、返ってくることがあります。

このやり取りを経験して、あることに気づきました。

🌱 慣れると、難しさを忘れてしまう

最初は苦労して覚えたことでも、
何年、何十年と続けているうちに、
それが当たり前になります。

すると、

「これくらい誰でもできる」

と思ってしまいます。

心理学では、こうした現象を
「知識の呪縛(専門家の呪い)」と呼ぶそうです。

一度身につけた知識や経験は、
自分では特別なものだと感じにくくなる。

だから、自分たちの強みほど
見えなくなってしまうのではないでしょうか。
まさに呪いです。

🔍 価値は「できること」ではなく「選ばれる理由」

だから僕は、
「あなたの会社は何ができるか?」
という、スペック的な切り口ではなく、

「なぜお客様は、あなたの会社を選んでいるのか?」

と考えてみることをおすすめしています。

・技術が高いから
・対応が早いから
・相談しやすいから
・安心できるから

理由は会社によって違いますが、
総じて、意外と普通なことだったりします。

でも、その「普通だと思っている」ことの中にこそ、
本当の価値が隠れていることが多いように感じているのです。

🔚まとめ

もし、
「うちの強みって何だろう?」
と思ったら、ぜひ一度、

「自分たちが簡単だと思っていることは、本当に誰でもできることだろうか?」

と問いかけてみてください。

その"当たり前"は、
長い時間をかけて積み重ねてきた経験だからこそ、
簡単に感じているだけなのかもしれませんよ。

ちなみに、自分では気づけない価値は、
誰かとの対話や質問の中で、
初めて言葉になることがあります。

そういうときは、
ぜひ我々のようなデザイナーや
コピーライターを頼ってみてくださいね。

さて次回は、

「デザイナーの仕事は、絵を描くことではない」

そんなお話をしてみたいと思います。

次回もお楽しみに!

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